MF文庫J、攻勢
MF文庫Jの刊行点数が突然増えました。これまで月に4〜5点だったのが、去年12月は7点、1月予定が8点、そして2月予定も7点だそうです。一昨年も12月だけは刊行点数が多かったので当初は気にしていなかったのですが、3ヶ月続くとなるとこれはもう攻勢に出たと見て良いのではないでしょうか。*1
MF文庫Jの刊行点数はここ3年、月間平均で4〜5点、年間で48〜58点で推移してきました。これが月間7〜8点になると、年間では84〜96点に増えることになります。これがどれくらいのものであるか、2005年の各レーベルの数値と比べてみましょう。
- 2005年主要レーベル刊行点数*2
- 集英社コバルト文庫:162点
- 電撃文庫:153点(+電撃ゲーム文庫:11点)
- 富士見ファンタジア文庫:102点
- MF文庫J2006年予想:84〜96点?
- ファミ通文庫:89点
- 角川スニーカー文庫:84点
- 講談社X文庫ホワイトハート:69点
- MF文庫J:58点
- 集英社スーパーダッシュ文庫:56点
- 富士見ミステリー文庫:48点
- 角川ビーンズ文庫:46点
これまでスーパーダッシュ文庫と同じくらいだったのが、ホワイトハートとスニーカー文庫を追い越してファミ通文庫と肩を並べることになります。これより上にはコバルト、電撃、ファンタジアの御三家しかいません。成功すれば、中堅どころから一気に大手の一角に手が届くところまでポジションアップする訳ですね。
新規参入レーベルも気になりますが、MF文庫Jの動きも要注目です。