メモ-西宮市南北バスの予算

 同市は3カ月間の事業費を約4600万円と見込み、うち約1200万円は運賃収入で補てんする。残りの3400万円を阪急バスに補助金として出す。
 1、2日の乗降客数は計892人で、1台あたりの平均乗客数は1日11・4人、2日7・2人だった(定員は座席27、立席45の計72人)。同市の試算によると、1200万円の運賃収入を得るためには、運賃650円として1台あたり4・2人以上の乗客が必要という。


Yahoo!ニュース-毎日新聞-西宮市:“分断地域”結ぶ「南北バス」試験運行 3カ月間、利用者数調査 /兵庫(2007/9/4)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070904-00000164-mailo-l28

 九月一日スタートした試験運行は阪急西宮北口駅-名来南(同市山口町名来二)、同駅-新有馬(神戸市北区)の二ルート。いずれも一日二十四便(往復)

(中略)

 市によると、九月の利用者は一日平均約五百人。当初見込みの二百人を大幅に上回った。

(中略)

 市の試算では、一年間の運行経費は約一億八千四百万円。一便に最低四、五人乗った場合の運賃収入を四千八百万円と見込んでも、年間一億三千六百万円の赤字になる。



神戸新聞ニュース-住民期待も試算赤字1億 西宮南北バス試験運行1カ月(2007/10/7)
http://www.kobe-np.co.jp/chiiki/ha/0000681432.shtml

 上記2つの記事から推測。

  • 1日平均200人乗る場合(当初見込み)
    • 3ヶ月間(91日間)の予算
      • 運行経費:約4600万円
      • 運賃収入見込み:約1200万円=4.2人X48便X650円X91日間=200人X650円X91日間
      • 赤字(補助金)見込み:約3400万円=4600万円-1200万円
    • 年間予算
      • 運行経費:約18400万円=約4600万円X4
      • 運賃収入見込み:約4800万円=約1200万円X4
      • 赤字(補助金)見込み:約13600万円=約3400万円X4
  • 1日平均500人乗る場合(1ヶ月試行実績より)
    • 3ヶ月間(91日間)の予算
      • 運行経費:約4600万円
      • 運賃収入見込み:約3000万円=500人X650円X91日間
      • 赤字(補助金)見込み:約1600万円=4600万円-3000万円
    • 年間予算
      • 運行経費:約18400万円=約4600万円X4
      • 運賃収入見込み:約12000万円=約3200万円X4
      • 赤字(補助金)見込み:約6400万円=約1600万円X4


 黒字にするためには1日平均800人くらい乗らなければなりませんが

市が〇二年度、同町(人口約一万八千人)の全世帯を対象にアンケートを行ったところ、一カ月間に町民延べ約二万人が、電車やマイカーなどを利用して市中心部に行っていることが分かり、


神戸新聞ニュース-住民期待も試算赤字1億 西宮南北バス試験運行1カ月(2007/10/7)
http://www.kobe-np.co.jp/chiiki/ha/0000681432.shtml

 5年前の需要は

      • 約20000人/30日=約670人

なのでかなり難しいかも。逆に言うと、需要が670人なのに500人がバスに乗っているというのは凄いことなのかも。5年前の統計ですし、他所の人も乗っているのでなんとも言えませんが。