学園異能の周辺を徒然と
- 現代学園異能とかで、異界への参入が「覚醒」のイメージで語られる(場合がある)ことにふと違和感を覚えました。むしろ彼岸へ向かうわけですから、それは催眠的意識領域への移行なのではないかと。
- このモチーフで現代学園異能を描く、というのもありかな。
BLUE ON BLUE(XPD SIDE)-日々雑感060901
http://d.hatena.ne.jp/crow_henmi/20060901#1157121762
「催眠的意識領域」というのが「無意識」のことならば、甲田学人さんの「断章のグリム」
- 作者: 甲田学人,三日月かける
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2006/04/01
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が当てはまるのではないでしょうか。1巻しか読んでいませんが、例えば杜塚眞衣子の「異界への参入」は「無意識へのダイブ」と解釈できると思います。まぁ甲田学人さんの場合は学園異能だからというより、ユングを元ネタにしているからそうなったのでしょうけれども。
「無意識へのダイブ」というと、私はあざの耕平さんの「Dクラッカーズ」
Dクラッカーズ〈7‐1〉王国―the limited world (富士見ミステリー文庫)
- 作者: あざの耕平,村崎久都
- 出版社/メーカー: 富士見書房
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を連想しますが、これってそういえば学園異能の男女を入れ替えたようなシチュエーションですね。少女が「こちら」に居て、少年が「あちら」に居る。あ、でも姫木梓は最後まで異能な力を持ちませんね。むしろ高瀬彼方さんの「カラミティナイト」
- 作者: 高瀬彼方,西村博之
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が学園異能の男女を入れ替えたような作品かな? 沢村智美はうじうじ悩むし。
それにしても……「学園異能」は「デビルマン」の強い影響を受けていると思いますが、「学園異能」よりむしろ「Dクラッカーズ」や「カラミティナイト」の方がデビルマンっぽい感じがするのは何故なのでせう。