15日発売に勝負を掛けてきたか?GA文庫

 「のべるのぶろぐ」さん
http://novel.no-blog.jp/minkan/2005/12/post_7b75.html
によるとソフトバンク・クリエイティブの「GA文庫」が来年1月に創刊されるとのことですが、その発売日が毎月15日だそうです。

 毎月15日発売。これはライトノベル業界ではちょっとした意味があります。主要ライトノベルレーベルの発売日を並べてみましょう。

 一目瞭然ですね。そう、

 15日前後は主要レーベルの発売がない

のです。いや、二次元ドリーム文庫美少女文庫は15日前後の発売ですけれども、お子様も安心&毎月4〜5点以上まとまって配本されている主要レーベルでは15日前後はぽっかり空いているのです。流通ルートの都合などもあるのでしょうが、ともかくもこういう状況が出来あがっています。

 こうした状況で新レーベルが参入してくる場合、発売日の設定には2つの選択肢があるはずです。

  • 既存レーベルと発売日を合わせる
    • 便乗してそれなりに売れるかも知れないが、目立たない。
  • 既存レーベルに埋もれることを嫌って、発売日をずらす
    • 目立つかも知れないが、自力で売るしかない。

 後者の方がハイリスク・ハイリターンでありましょう。そしてGA文庫は後者を選んできたのです。無謀かも知れません。あるいはそれだけ自信があるのかも知れません。それとも、ただの偶然?しかし偶然であっても、GA文庫の発売日が他の主要レーベルと重ならないという事実は変わりません。その発売日がGA文庫の売上に少なからず影響するはずです。

 ともかくも、わんさかやって来る新規参入レーベルの中でも、GA文庫には内容とは別の点でちょっと注目したくなりました。