スニーカー大賞の賞金が300万円〜高騰するライトノベル新人賞の賞金

 ただの小説には興味ありません。SF、ファンタジー、学園モノを書いたらスニーカー大賞に応募しなさい。以上。


ザ・スニーカー2006/6月号246ページ

 というどこかで聞いたことがあるようなキャッチコピーとともに角川スニーカー文庫ザ・スニーカーの新人賞「スニーカー大賞」がリニューアルされました。選考委員は全員入れ替え。大賞受賞者への賞金はライトノベルでは破格の300万円。

 ちなみにライトノベル新人賞の賞金は100万円が相場です。今本棚から10冊ほど取り出してぱらぱら確認しましたが昨年度のコバルト、電撃、富士見ファンタジア、富士見ミステリー、スニーカー、ビーンズ、ファミ通、スーパーダッシュMF文庫Jの新人賞はみな最優秀賞の賞金が100万円でした。(とはいうものの、最優秀賞は該当作品無し、ということも多いのですが。)

 この状況に一石を投じたのがガガガ文庫ルルル文庫を創刊する小学館の「小学館ライトノベル大賞」です。4月に最優秀賞にあたる「大賞」の賞金を200万円と発表。相場の倍の金額を持ってきました。

 そして直後にスニーカー大賞が賞金300万円と発表。これは小学館ライトノベル大賞に対抗したものとしか思えません。しかしこういうところで競ってもらっても…別に作家志望の人はお金が欲しくて投稿するんじゃないですよね(ですよね?え?お金も欲しい?(^^;)。他レーベルはどう対応するでしょうか。


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追記:選考委員変更

 ゐんどさんmegyumiさんが触れられているので、選考委員についても書いておきます。

 既に第10回の時に「藤本ひとみ水野良あかほりさとる飯田譲治の四先生による選考は、第10回で終了します。」と書いてあるのですが、今年応募の第12回では今回から変えたと書いてあります。

 その間の第11回はどうなっているのか確認できません。公式サイトにもザ・スニーカーにも載ってないですよね…どこに書いてあるのかな?(汗)