日日日さんは壊れた親子関係をそれでも描く
「アンダカの怪造学」には主人公伊依の父・滅作だけでなく母・秘依も登場します。初登場は3巻90ページあたり。
アンダカの怪造学(3) デンジャラス・アイ (角川スニーカー文庫)
- 作者: 日日日,エナミカツミ
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/04/28
- メディア: 文庫
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といっても秘依ももう壊れていて、やがて別居か死別かしてしまう訳ですが。日日日さん作品の場合、親子関係を描かないのではなくて、壊れている親子関係をそれでも描いている、という感じではないでしょうか。
- 「蟲と眼球」の場合
- 作者: 日日日,三月まうす
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2005/06
- メディア: 文庫
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- 「狂乱家族日記」の場合
- 作者: 日日日,x6suke
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2005/06/01
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そういえばデビュー作の「ちーちゃん」
- 作者: 日日日
- 出版社/メーカー: 新風舎
- 発売日: 2005/02
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- 作者: 日日日
- 出版社/メーカー: 碧天舎
- 発売日: 2005/01
- メディア: 単行本
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最後に今読んでる本からこんな引用を。
むう。うざい。
幼児虐待だの冷たい家庭だの新聞や雑誌が家族という仕組みの崩壊を嘆くなか、こんなかんじにうちの両親はいつでも愛情が過剰だ。
*1:ところで今気付いたのですが、「狂乱」は、1巻だけ表紙の「凰火」の字が「鳳火」になっていますね。