出版社に持ち込まれた原稿が3年以上放置されてしまう理由
(長い引用をしていたのですが、あまり良くないので書き直しました。)
プロットではないですが、原稿が放置されたのが明らかにされている例としては榊一郎さん作「ストラグルフィールド 鏡の中の戦魔」があります。
- 作者: 榊一郎,騎羅
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2000/11
- メディア: 文庫
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以下「鏡の中の戦魔」あとがきより、執筆から出版されるまでの経緯を要約。
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- 1990年代前半?、榊一郎さんが学生時代、「戦魔 鏡の中の狂気」を執筆して同人誌に掲載。
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- 1995年頃、改稿したものを知人を介してログアウト文庫編集部に持ち込み。
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- ログアウト文庫編集部が原稿紛失。その後ログアウト文庫編集部は解散し、原稿は忘れ去られる。
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- 1997年、榊一郎さん「ドラゴンズ・ウィル」でファンタジア長編小説大賞に入選。1998年、同作でデビュー。
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- ファミ通文庫編集者が原稿を再発見。
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- 2000年、改稿後「ストラグルフィールド 鏡の中の戦魔」として刊行。
怒ってもおかしくないところですが、そこは榊一郎さん、人間ができています。運が悪くてもめげないことが成功の秘訣でありましょう。