自然は間違わない。間違えているのはいつも人間の認識なのだ。
ロンドン・ストーリー第一部のAmazon書影を見ていてふと思った。
私はつまらない先入観にとらわれていないだろうか?
私は大変な思い違いをしていないだろうか?
ロンドンストーリー〈第1部〉メイベルと人狼 (ファミ通文庫)
- 作者: 秋口ぎぐる,藤原々々
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2002/12
- メディア: 文庫
- クリック: 36回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
なぜ、この書影がおかしいと思うのだろうか。どこがおかしいのだろうか。自然は間違わない。間違えているのはいつも人間の認識なのだ。キャラが上下逆でも良いではないか。タイトルロゴが上下逆でも良いではないか。そう、
「ロンドン・ストーリー第一部」は表紙が上下逆に印刷されている本なのだ。
おお、なんと合理的な推理。これなら何もおかしくない。誰も悪くない。万事OK!世界はHAPPY! Love and Peace Forever! You are My Sunshine!
しかしその時、浮かれはしゃぐ私に1通の残酷なレポートが届いた。それはファミ通文庫の公式サイトの情報であった。
http://www.enterbrain.co.jp/fb/kikan/033/01/
無念。「ロンドン・ストーリー第一部」は表紙が上下逆に印刷されている本ではないようだ。こうして捜査は振り出しに戻った。
しかし、上の思考が無駄だった訳ではない。なぜなら、推理とは可能性を1つ1つつぶしていく作業なのだから。
つづく*1
*1:続きません。