メイドロボは電気執事の夢を見るか

猫娘


 最近とみに不安を感じていることがあります。それはライトな小説のことではなく、「マッドサイエンティスト・カフェ」の行く末であります。

 「マッドサイエンティスト・カフェ」とは白衣を着たマッドな博士やメイドロボや電気執事が至れり尽せりあれやこれやの濃いネタに付き合ってくれるカフェであります。そんなものがあるのかと疑問を持たれる方も多いかと思いますが、少なくとも今年のSF大会にはありましたSF大会の規模とはいかなくとも、京フェスでもOKです。

 しかしそんな素敵な「マッドサイエンティスト・カフェ」に恐るべき刺客が現れました。そう、巷で話題の風営法であります。マッドサイエンティスト・カフェにはメイドさんが居ます。今やメイドさん風営法の標的なのです。どうでもいいですが新聞はなぜ「メイドカフェ」と書かず「メードカフェ」と書くのでしょう。分かってないなぁ。これだから属性のない奴は。*1 *2

 それはともかく、今後「マッドサイエンティスト・カフェ」では次のような光景が見られると思われます。

 警察「ちょっとちょっと。メイドカフェやるなら認可を取ってもらわなきゃ困るよ」

 博士「何を言うのかね君は。良く見たまえ。

 これはメイドではない。メイドロボだ。

 メイドロボ三原則に従ってご奉仕する」

 警察「なめてもらっちゃ困るよ。どうみても人間だろうが」

 博士「ふむ。背中に大きなゼンマイがあるのだが。それはさておき君の発言は私の発明に対する賞賛と受けとっても構わないかね?」

とかなんとか噛み合わない問答が繰り広げられるかも知れません。果たして「マッドサイエンティスト・カフェ」の楽園を守りぬくことはできるのでしょうか。博士の健闘を祈りたいと思います。

*1:と言いつつも私にもそういう属性はありません。

*2:国語辞典では「メード」が載っていることが多いそうですが、10年後もそうだとは限りません。10年後には「メイド」も「メード」も載っていなかったりして。