ライトノベル作家に明日はある?ない?
ryou-akiyamaさんの「ラノベ作家の離職率(なんかこの言い方もアレだが)についての一考。」
http://d.hatena.ne.jp/ryou-akiyama/20051030#p1
が面白いです。「ライトノベル作家は多産多死」というのは思いこみに過ぎないのではないか?と疑問を持たれ、少ないながらもデータを使って検証されています。
この調査を見る限り、「ライトノベル作家は多産多死」とは言えなさそうです。うーん、最近の電撃文庫が一番「俺たちに明日はない」な印象がありますが(失礼)、そうでもないのですね。電撃のように刊行点数を増やしているレーベルは作家数が欲しいですから「売れなければ容赦なく打ち切るけれども、書く意志があれば新シリーズを出させる」という方針かも。むしろ刊行点数が以前より減少したレーベルの方が作家を辞められる率は高くなりそうです。
また、上の調査は全部絶版にはなってない作家さんが対象であって、全部絶版になってしまっている作家さんも加えると、辞められた率は恐らく高くなる傾向にあると思います。(いえ、低いに越したことはないですよ。)
なお、もっと年代やレーベルを広げて調べてみたい方は、手前味噌ですが是非とある文庫の禁書目録をご利用下さい。電撃文庫とファミ通文庫と集英社スーパーダッシュ文庫とMF文庫Jと富士見ミステリー文庫と角川ビーンズ文庫と徳間デュアル文庫とハルキ文庫ヌーヴェルSFと白泉社My文庫しかありませんが、簡単な検索機能も付けてあります。(笑)
それから、「電撃文庫総合目録2004」にはちゃんと絶版も載っておりますよ。目録をお持ちの方は130ページ以降のリストをご覧下さい。残念ながら作家名がないので上のような調査には不向きですが、普段大変重宝しております。