お母さま方にお勧めできるライトノベル

お母様方にも受けそうなライトノベル作品が数多くあれば、ライトノベル全体の読者層の幅を広げることにもつながるのではないかと。

玲朧月の気分次第で何か書/描こう
http://d.hatena.ne.jp/reyoborozuki/20051206#1133880946

 どうも(放送禁止用語)な方向に話題を振ってしまったらREVさんのところとかでそっち方向に盛りあがってしまって「え?私が原因?(おろおろ)」な状態なのですが、私は健全系も好き(←人格が解離している典型的な例)なので玲朧月さんの方に反応します。

 はい、今さらですが玲朧月さんの意見に賛成ですよ〜。話題性は乏しいですが、健全で面白いライトノベルも沢山ありますし。

 という訳でお母さま方にお勧めできそうな優等生な作品を紹介します。

マスカレードの長い夜 (コバルト文庫)

マスカレードの長い夜 (コバルト文庫)

 ひたすらに清純な少女の心理が描かれています。「萌え〜♪」などという邪念とは無縁の世界(笑)。できれば夜にゆっくりお読みください。

陽影の舞姫〈1〉 (コバルト文庫)

陽影の舞姫〈1〉 (コバルト文庫)

 前田珠子さんの作品には暴走して愛憎ドロドロのものもありますが、このシリーズは最後まで静かな情熱で貫かれています。どこまでも澄みわたる幻想の物語。

 追記。記憶を掘り起こしてみると、この作品は多少バイオレンスな面もあるかも(汗)。思い出は美化されるものですね。

  • 一条理希さんのスーパーファンタジー文庫「ネットワーク・フォックス・ハンティング」

 災害&パニックものなんですが、いや〜考えさせられる話なんですこれが。10年前の作品ですが、扱われているテーマは今でも十分通用します。

 タイトルがすべてを語っている作品ですね。「結局何が言いたいんだよ?これ」とか言ってはいけません。ただただ、たゆたう流れを味わいましょう。

 一応学園超能力バトルものなのですが、ラブコメ成分の方が楽しめます。時折「はっ」と考えさせられるテーマもあり。当時はこれでも過激なレベルだったのかも知れませんが、今となっては安心して読める健全ラブコメですね。ハートにきゅん♪と来ます。(爆)
(ただし中盤までしか読んでいないので、それ以降は定かではありません。)

 電撃文庫というと尖った流行の作品という印象がありますが、一番長く続いているのはこのお子様からお母さんまで安心して読めるほのぼのファンタジーであることを見逃してはいけません。(とういうか電撃文庫ができる前からありましたね、このシリーズは。)ほとんど話題になりませんが今でもちゃんと売れています。

 しかし古い作品ばかりになってしまいました。入手しやすいのは「ハイスクール・オーラバスター」と「フォーチュン・クエスト」くらいかも。私もいい加減年寄りですな。(汗)