「生き返る」にも色々あって錯乱している最中ですが


平和の温故知新@はてな-作品別「死ぬ/死なない/生き返る」物語の分類例
http://d.hatena.ne.jp/kim-peace/20061102/p1


遅くなりましたが、私の意見を。

「人が死ぬ、終わる物語」であると思います。

 私も同意です。「人が死ぬ、終わる物語」だと思います。

ごめんなさい、未読です・・・
あらすじとか読む限り、死を扱っているけど生き返りもあるので、「死んでも生き返る」タイプのようですね。
長編や外伝との接続が不明なので、終わる/終わらないの判断はできません・・・

 私もまともに読んでいる訳ではないのですが、基本的なシリーズの構造は「スレイヤーズ」や「オーフェン」と同じだと思います。ただFQが「人が生き返る物語」に分類されるならば、まぶらほの短編も「人が生き返る物語」としても良いかなと思います。「人が死なない物語」としても良さそうではありますが。
 一応、短編は「人が生き返る、終わらない物語」、対して長編は「人が死ぬ、終わる物語」としておきます。

終わらない物語の典型かと思います。や、商業的な理由で突然終わるのは別ですが。
死ぬのが主人公のみ、しかも確実に生き返るので、「死なない」あるいは「死んでも生き返る」かと思います。

 ドクロちゃんの撲殺を「たらいが落ちてくる」「ハリセンでつっこむ」の延長線上だと解釈すれば「人が死なない、終わらない物語」ですね。

主人公の環境のみで判断するなら「死んでも生き返る」ですし、周囲の人間も含めるなら「人が死ぬ」かと思います。
そしてもちろん、この物語は終わる物語ですね。
「終わらない物語を終わらせる物語」とも言えます。

「人が生き返る、終わらない物語」と「人が死ぬ、終わる物語」の二重構造の作品だと考えています。東浩紀さん的に言うと前者がキャラクターのレイヤーで後者がプレイヤーのレイヤーです。最終的には「人が死ぬ、終わる物語」に着地する訳ですが、その前に「人が生き返る、終わらない物語」がないとそもそもこの作品が成り立たないので、単純に「人が死ぬ、終わる物語」とは言えないのが面白いところ。

この作品や不死者とか吸血鬼が出てくる作品は判断に困りますねぇ。
死ぬ/死なない/生き返るという全ての分類に解釈が可能ですが、大抵の作品に「完全な消滅」というジョーカーがあるので、「死ぬ物語」でいいんじゃないかと思います。

「人が死ぬ、終わる物語」だと考えています。
 一概には言えないのですが、単にコミカルなキャラが「死なない」のではなく、わざわざ不老不死なキャラクターが出てくると断っている作品は逆説的に死を描いていることが多いと思うのです。「蟲と眼球とテディベア」だとグリコは不老不死であるが故に、孤独であり、他の人の死を見なければならない立場にいるのではないかと。なのでこれは「人が死ぬ物語」の変形だと解釈できると思います。
 ・・・・・・ちょっと苦しいかな? どうとでも解釈できそうな気もします。(^^;

両方の要素を一つの物語として解釈し「人が死ぬ物語」となるかと思います。

 視点をどこに置くかで変わってくると思います。二つの世界を俯瞰できるところから見れば「人が死ぬ物語」です。しかし俯瞰できないで個々の世界の中から見れば、同一の人間が死んだり生き続けたりしているので「人が生き返る物語」と言えると思うのですよ。というかリョウはそう感じたのですし。
 なので「ALL YOU NEED IS KILL」と同じようにキャラクターのレイヤーとプレイヤーのレイヤーが存在すると解釈し、キャラクター視点の「人が生き返る、終わる物語」からプレイヤー視点の「人が死ぬ、終わる物語」に着地する作品と捉えても無理ではないと思います。

 わざわざそんな解釈をしなくても読むことはできますけれども。(笑)


 もう少し、色々考えられそうな気がするのですが、今日はもう寝ます。