ファミ通文庫の新雑誌(?)「FBSP」の価格設定に疑問

 ファミ通より2007年1月に「FBSP(エフビーエスピー)」という別冊、というか準雑誌とでも呼ぶべきものが創刊されます。

エンターブレインによる特集ページ

 日日日さんの「狂乱家族日記」や榊一郎さんの「まじしゃんず・あかでみぃ」を読んでいる私としてはとりあえず創刊号は買っておこうと考えています。

 しかしこの「FBSP」、1050円という価格がちょっと疑問であります。

 現在、少年向けライトノベルには定期刊行誌が4つあります。メディアワークスの「電撃hp*1富士見書房の「ドラゴンマガジン」、最近はハルヒの小説が載っていなくてもデフォルトでハルヒが表紙の角川書店「ザ・スニーカー」、そしてホビージャパンの「ノベルジャパン」です。これら4誌の値段はページ数によって毎号上下するものの、600円台から700円台です。厚めの文庫と同じくらいで、新書版ノベルスよりむしろ安いのです。掲載されている情報量を考えると、適正な価格だと思います。

  • 中高生には1000円オーバーは高いのでは

 対してエンターブレインファミ通の「FBSP」は1050円。DVDが付いているとは言えちょっと高いのではないでしょうか。私のようなライトノベルの情報を漁るのが目的の「大きいお兄さん」なら気にならない値段ですが、ライトノベルのメインターゲット層と言われる中高生が決してメジャーとは言えないライトノベル誌・別冊の類に1000円札+αを抵抗なく出すのかどうか。

 無論、中身に1050円以上の価値があれば、問題はないのですが。まぁ、ぐだぐだ言っていないで創刊号が出たら読んでみますか。

*1:正確には書籍扱いですが、定期的に出ており、読者側から見れば雑誌と考えて差し支えありません。