これぞ桜庭一樹流、戦後少女民俗史

赤朽葉家の伝説

赤朽葉家の伝説

 あけおめことよろでございます。

 桜庭一樹さんの「赤朽葉家の伝説」は、予想していたより遥かにボリュームがあったために去年最後に読み終える本ではなく、今年最初に読み終えた本となりました。シリアスな小説なのですが、そんなことよりまず娯楽作品としてめっちゃ楽しめました。抱腹絶倒。貴方が桜庭一樹ファンならば、これは読んでおけ!

 この本についてはかなり色々語れそうであります。まずは少女マンガが読みたくなりました。特に「花のあすか組!」ですね。あと大塚英志さんの「少女民俗学」をなんとか入手したいものです。

花のあすか組! (1) (コミック版高口里純文庫)

花のあすか組! (1) (コミック版高口里純文庫)

少女民俗学―世紀末の神話をつむぐ「巫女の末裔」 (光文社文庫)

少女民俗学―世紀末の神話をつむぐ「巫女の末裔」 (光文社文庫)


 それから、いわゆる「地方都市シリーズ」とは間違いなく関係のある作品だと思います。でもそれについては書き始めると非常に長くなってしまいますので、また別の機会に。とりあえず「地方都市シリーズ」をはてなキーワードに登録してみました。