「レディ・ガンナー」はヴィクトリアンに含まれなくって?


 茅田砂胡さんのスニーカー文庫刊「レディ・ガンナー」シリーズはどうかと挙げてみます。

 作中の時間設定は1850年代ですし、「沿岸国家群」という架空の国々が舞台ですが、主人公が住むバナディス国はイギリスがモデルです。ちなみに「沿岸国家群」のモデルは次の通りで、要するに西欧諸国を巡って旅をするシリーズになっています。

エピソード 作中の国家名 モデル
レディ・ガンナーの冒険(1巻) バナディス イギリス
レディ・ガンナーの冒険(1巻) ヴィルドナ オーストリア
レディ・ガンナーの大追跡(2,3巻) ゲルスタン プロイセン(ドイツ)
レディ・ガンナーと宝石泥棒(4巻) ローム イタリア
レディ・ガンナーと二人の皇子(5,6,7巻) エルディア スペイン
8巻はまだ? クレスト まだ登場していませんが、たぶんフランスでしょう

 草河遊也さんの挿絵では、服飾は主に1840〜1860年代のクリノリンスタイルで描かれています。