アイディアファクトリーがかつての桜庭一樹作品をPR
- 作者: 桜庭一樹,平野克幸
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2002/11
- メディア: 文庫
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ゲームメーカーの「アイディアファクトリー」が、かつて桜庭一樹さんがノベライズを担当した作品を直木賞がらみでPRしています。
弊社タイトルのノベライズを担当していただいた桜庭一樹先生が、この度、第138回直木賞(日本文学振興会主催)を「私の男」(文芸春秋)にて受賞されました。
本当におめでとうございます。この機会に、桜庭先生がかつて手掛けて下さった下記作品を、是非チェックしてみて下さい。
・学園都市ヴァラノワール 未来は薔薇の色
⇒ http://www.ideaf.co.jp/news/vara_novel.html・GENERATION OF CHAOS 3 〜時の封印〜
⇒ http://www.ideaf.co.jp/news/goc3_novel.html
普段直木賞作品を読むような人が「学園都市ヴァラノワール」のノベライズを手に取る可能性はあまり大きくないような気がします。というか、そういう期待を持つのは無理でしょう、この表紙では。
- 作者: 桜庭一樹,平野克幸
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2002/11
- メディア: 文庫
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- ところが、しかし
これが読んでみると、表紙からは想像し難い、なかなかシリアスな物語なのです。オリジナル作品ではないものの、明らかに桜庭テイストが入っております。
純粋な少女たちが、戦い、愛や友情や自分自身を発見しつつ、美しく討ち死にしていく物語。きれいだなぁって思いました。
彼女たちは弱いものから脱落していき、強いものから死んでいく。少女がいかに死ぬか、負けるかというお話なんだけど、それはやっぱり、いかに生きるか、いかに戦うかってことだもんなー、とか……。
最近、女の子と女の子のこういうお話って書きたかったので、楽しかったです。
宣伝になっちゃうんですが、年明けの一月にその辺りを書いたオリジナルが出ますので、そちらも読んでください。タイトルは「赤×ピンク」。「女の子×女の子」ってことです。もちろんえっちな意味で。(中略)
そして読者のみなさん、この優雅で過激なガールズライフをですね、楽しんで読んでいただければ幸いです。……深読みしてね♪
二○○ニ年一○月 桜庭一樹
個人的には桜庭さんのノベライズ版「ヴァラノワール」は大変面白く読めました。「ヴァラノワール」というとヤシガニと並び称される低予算OVAのマイナスイメージが強いようなのですが、このノベライズは桜庭ファンなら読んで損はないと思いますよ?
なお、「GENERATION OF CHAOS 3 時の封印」の方は未読です。