ファンタジア大賞リニューアル、そして大賞賞金300万円

よく来たな、ヒヨッコども!

この俺が来たからには、徹底的にシゴいてやるぞ。泣いたり笑ったりできなくしてやる。ファンタジア海兵隊の名誉を汚す新人が、俺は心底憎い。貴様らの中からクソ虫を見つけ出して、そのケツを蹴り飛ばすのが俺の任務だ。ご立派な芸術家様になりたい奴は空軍に行け! いえ、冗談です。

賀東招二


ドラゴンマガジン2008年5月号250ページより

 富士見書房の新人賞、ファンタジア長編小説大賞が「ファンタジア大賞」としてリニューアルとのこと。選考委員は全員変更。大賞の賞金も一挙に従来の3倍の300万円に。なんだか一昨年のスニーカー大賞のリニューアルを彷彿とさせますね。その他、募集要項もいろいろ細かく変更になっています。

 ちなみに新旧選考委員は次のようになっております。(敬称略)

 個人的に気になるのは、

    • 火浦功さんは書かない作家さんなので、選考委員から外れたらもう収入がないんじゃないか!?
    • 四季童子さんはイラストレーターなので、小説作品の選考に向いているのかどうか。

ですね。

  • 蛇足

 冒頭で引用した文章、あくまで冗談なのでしょうが、中に出てくる「空軍」という言葉は、恐らく電撃文庫をさしているものと思われます。

 「レーベルによる違いはあるのか?」という質問に対しては、賀東招二さんが「角川スニーカーが陸軍、電撃は空軍、富士見ファンタジアが海兵隊」と答えられ、会場がまた爆笑。「空軍はかっこいいから人気があるが、占領するには陸軍も必要。そして海兵隊は最後まで戦場に残るのが役目」とのことです。


第44回日本SF大会 HAMACON 2 [ライトノベル作家座談会 〜僕たちメッタ斬りにされちゃいました]レポート - 碧い瞳の中の義憤

*1:現在のファンタジア文庫編集長は恐らく工藤大丈さん。