「推定する少女」の顛末 - Wikipedia「桜庭一樹」の記述が訂正されている

27才の頃より極真会館松井派)で空手を習っている。きっかけは推定少女の執筆の際、再三の書き直しを迫られ最終的に構想と正反対の結末を書くに至った自分の弱さを悔い、勝負の世界に身をおきたかったから。


桜庭一樹 - Wikipedia(2008/2/27現在)

27才の頃より極真会館松井派)で空手を習っている。きっかけは推定少女の執筆の際、再三の書き直しを迫られ最終的に構想と正反対の結末を書くに至った自分の弱さを悔い、勝負の世界に身をおきたかったからとのこと、と流布されていたが、2008年6月12日の産経新聞において、「『違います!』って声をからして言ってるんですけど。単に当時、Kー1ブームだったから」と述べている。


桜庭一樹 - Wikipedia(2008/6/21現在)

 以前、推定する少女というエントリーで、『2/27のWikipediaの記述通りだと、少なくとも桜庭一樹名義のデビュー作である「AD2015隔離都市」出版の前には「推定少女」が完成していたことになるのでちょっと変だ』と書いた件ですが、その後Wikipediaの該当箇所が訂正されていました。

 個人的には「推定する少女」で推定したうちの

  • 推定3:ページが進むほど時間が遡るので問題ない。

で解決するのがロマンがあって良いと考えていたのですが、現実にはありふれた

  • 推定4:Wikipediaの記載が間違っていて、空手を始められたきっかけは「推定少女」ではない。

に落ち着いたようです。いえ、なにぶんWikipediaのことですから、2008年6月12日付の産経新聞を自分の目できちんと確認するまで断定は避けるべきなのでしょうが。


  • 追記

 Idleさんからソースを教えて頂きました。

 27歳で始めた極真空手。その理由なるものが、世間に流布している。≪作品の結末の書き直しを編集者に迫られ、構想とは反対の内容を書いた。そのときの弱さを悔やみ、勝負の世界に身を置いた≫。ストイックな印象。「『違います!』って声をからして言ってるんですけど。単に当時、K−1ブームだったから(笑)」


【人、瞬間(ひととき)】あの街 作家・桜庭一樹さん(36)(下) - MSN産経ニュース