大阪府知事は索条飛行機の夢を見るか

大阪、神戸間にケーブルによる旅客飛行機を作る計画−出願者は大阪の林市蔵氏などで、計画の内容は神戸市上筒井の阪急終点附近から大阪安治川口の間に高さ四百フィートのケーブル往復二線を張り、十五人乗の飛行機が十分毎に六甲山峰と内海の風光を左右に賞しながら僅十五分で飛ぼうというのである。


大阪、神戸間に日本最初の索条飛行機 : 所要時間十五分、飛行機は十五人乗 林市蔵氏等が出願
(大阪毎日新聞) 1928.2.3 (昭和3)

 そんなものができたら凄いと思いますが、大阪〜神戸間で索条飛行機に乗ったという話を聞いたことがないので、どうやらできなかったようですね。なお「大阪の林市蔵氏」は1917年〜1920年大阪府知事を務めた人らしいです。