「珈琲屋ドリーム」に「涼宮ハルヒの雑記帳」設置
TVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」第23話「涼宮ハルヒの溜息IV」の舞台モデル
今回、新規に登場する舞台は鶴屋邸……なのですが、舞台モデルが分りません。個人的には「播半(2006年に休業した甲陽園の高級料亭)」や北山山荘が候補だと思っていたのですが、どちらも違うようです。その他には
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- みくるが投げ込まれた池:新池
西宮市高座町の新池公園です。
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- 鳩が白くなっていた神社:廣田神社
西宮市大社町の廣田神社。新池公園とは御手洗川を挟んで至近距離にあります。
この新池と廣田神社を背景に「学校を出よう!」のアニメが見られる日が来ないかなぁ……。
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- 季節外れの桜が咲く公園:夙川公園
一瞬、北山公園かとも思いましたが、無難に夙川公園のようですね。桜の名所です。
鶴屋邸を除けば、今回の舞台モデル周辺は「学校を出よう!」「電撃!!イージス5」「蜻蛉迷宮」にも登場する、極めて典型的な谷川流作品のテリトリーでした。
TVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」第22話「涼宮ハルヒの溜息III」の舞台モデル
今回は初登場の舞台モデルが多く、舞台探訪者にとって満足度の高い内容でした。
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- 神呪寺
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甲山大師前バス停付近で南側から境内方向を見たアングルが使われています。
西宮市大社町にある西宮市で最も古い神社です。谷川流作品との関連はたいへん深いと考えられ、「学校を出よう!」4巻や「電撃!!イージス5」の最初のエピソードでもここをモデルにしたと推定される神社が登場します。また「涼宮ハルヒの陰謀」でもこの神社の参道と思われる道が舞台モデルとなっています。
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- 食事をする所:好の家
神呪寺山門のすぐ東にある飲食店です。少なくとも外観はここをモデルにしています。今度行く時は中で食べてみよう……。
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- みくるが歩く池、その1:みくるま池
朝比奈みくるがバニーガール姿で歩く堤防のような場所は、甲山森林公園のみくるま池。ここは絶対にロケには使わないと思ったんだけどなぁ。
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- バスの着くロータリー:西宮北口駅南側のロータリー
南東の1番のりば付近から駅舎を見上げるアングルです。
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- 橋:御手洗川の大社町付近?
後日確認します。
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- オアシスロード:夙川公園の西宮市立中央図書館西側
長門有希御用達の図書館を夙川の堤防から見るとこう見えるのです。
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- みくるが歩く池、その2:樋之池?
エンドレスエイトで繰り返し登場した北夙川市民プールの東にある樋之池のように見えます。後日確認します。
TVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」第21話「涼宮ハルヒの溜息II」の舞台モデル
第20、21話のペースだと5話で「溜息」原作を消化することになりそうです。今期放送の新エピソードは第24話「溜息V」で終わり、その後第25〜28話で再放送を行う可能性が高くなりました。
登場した主な舞台モデルは
でした。「西宮北高の東側の路地」と「甲山森林公園の南側入口付近」は恐らく初出です。
作中では西宮北口駅から甲山森林公園の南側入口までバスに乗ることになっていますが、残念ながら現実にはこのようなバス路線は存在しません。西宮北口駅から阪急バス「五ヶ池行き」で甲山森林公園へ行けますが、このバスは公園の西側を通ります。公園の南側を通る阪神バス「鷲林寺循環線」もあるのですが、これは阪急西宮北口駅ではなくて阪神西宮駅を始発としています。
ああ、でも西宮北口のバスターミナルとバスは描いて欲しかったなぁ。次話では神呪寺や高座町新池のほかに、SOS団が昼食をとる場所や「鶴屋邸」などの新規ロケ地が期待されます。
残暑お見舞い申し上げます - 北高納涼雪景色
暑い日が続いておりますが、涼んでもらうために雪が積もったときの北高の写真を公開いたします。2008年2月9日撮影。
正門前の急坂。乗用車で下る場合、傾斜がきつくなった先の路面状態が見えないと思われるのでかなり危険です。
しかし、こんな日でも標高200mのここまで登って来る人はいるのです(当日、苦楽園中学校に登下校している人がいました)。北高の西側にある苦楽園中学校校門前にあった雪ダルマ。
「エンドレスエイト」「溜息」「陰謀」の舞台モデルである甲山森林公園の当日の様子。
誰も居ないバス停。(というかこの状況でバスが時間通り来る訳がない。)
と思いきや、森林公園自然観察池南の北山貯水池には雪ダルマがありました。周囲に人家はないのですが。右から涼宮ハルヒ、朝比奈みくる、長門有希(違います)。
「蜻蛉迷宮」第8話ロケ地
「電撃文庫MAGAZINE」Vol.9掲載の谷川流さん原作、菜住小羽さん作画のコミック「蜻蛉迷宮」第8話を読んで、分かったロケ地。
なお、8/10に発売となった単行本第1巻には第1〜4話が収録されていました。第2巻の終盤に当たる第8話時点でも物語は収束に向かっていないので、単行本は3巻以上刊行されることが確実になりました。
- 関連
- 「蜻蛉迷宮」第8話ロケ地
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- 2〜3ページ見開き:神戸モザイク2F東側オープンデッキ
SOS団が神戸港の花火を見たのは南側のポートアイランドからでしたが、櫛木家の面々は西側のもっとベタなところから見ています。
昔者 荘周夢に胡蝶と為る
栩栩然として胡蝶なり
自ら喩しみ志に適へるかな
周なるを知らざるなり
俄然として覚むれば
則ち遽遽然として周なり
周と胡蝶とは則ち必ず分有らん
胡蝶の夢に周と為れるか
知らず周の夢に胡蝶と為れるか
此れを之れ物化と謂ふ
荘子「斉物論」より「胡蝶の夢」。谷川流さんがお好きな「うる星やつら2 ビューティフルドリーマー」でも引用されていました。
ただしWeb上の資料では「周と胡蝶とは則ち必ず分有らん」と「知らず周の夢に胡蝶と為れるか」の順序が上記と逆のものが多いです。どちらが正しいかは存じません。
三位中将邸の俯瞰は宇治源氏物語ミュージアムの六条院模型のうち「秋の御殿」を北西から撮影して左右反転したものです。
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- 21ページ目1コマ目:京都風俗博物館の六条院模型
左大臣邸の寝殿階(きざはし)部分は京都風俗博物館の六条院模型と非常に良く似ています。
左大臣邸の俯瞰は宇治源氏物語ミュージアムの六条院模型のうち「秋の御殿」を南東から撮影して左右反転したものです。
平安時代パートの背景は、主に宇治の源氏物語ミュージアム、京都の風俗博物館、それに京都御苑を参考に描かれているようです。
谷川流作品の主人公の家は基本的に御手洗川流域にモデルがあります。「蜻蛉迷宮」も例外ではありません。
視野には甲陽園つる屋跡、長門のマンション、「東中」こと大社中学校、満池谷墓地が含まれており、谷川流作品の舞台モデルを考える上で重要なアングルとなっています。
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- 32ページ目1〜2コマ目:「広田神社前」バス停周辺。
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- 32ページ目3コマ目:JR西宮駅南口
フレンテ西宮の連絡通路にあがる階段から見たところ。
現在はなかなか人ごみが途切れることがなかなか無く、早朝と深夜以外は撮影が難しいです(恐らくロケは西宮ガーデンズ開店前の、現在よりも人ごみが少なかった時期に行われたと思われます)。
第1話4ページ目と同じ場所。
上は2008年6月撮影。下は2009年8月。2009年7月に時計台の周囲にベンチが設置され、作中のような光景を撮影することはできなくなっています。