色を4つからさらに増やしていくと、必然的に色相環からまんべんなく色を選んでくることになります。色の並べ方にもよりますが(そこが腕の見せ所でもありますが)色が多いほど華やかになっていきます。その代わりと言ってはなんですが、インパクトは欠けていくことになります。
「彩雲国物語」は各巻のサブタイトルに色が含まれていてそれが背景色になっています。しかし、むしろキャラの華やかな色使いに目がいきます。
「遠征王と秘密の花園」は青緑赤の3原色のキャラで3角形を作り、そこから黄色や紫へと色を広げていっています。黄色は緑と赤の間、紫は青と赤の間に配置され、キャラによって色相環がほぼ再現されています。