桜庭さん作品論メモ

  • simulaさん(id:simula)の『赤×ピンク感想』

http://d.hatena.ne.jp/simula/20051008/p1

http://lanopa.sakura.ne.jp/project/girl.html

 「女の子×女の子」を読んだ後に大塚英志さんの「人身御供論」を読み直して見たところ、「人身御供論」=「移行対象殺し論」になっていることに今ごろになって気付きました(汗)。
 すなわち「人身御供論」では『「通過儀礼」=「移行対象殺し」』です。

 あ、だんだん分かってきたような(気がしますが、違うかも)。「赤×ピンク」以降の桜庭一樹さん作品での「移行対象殺し」は主人公1人の移動ではなく、「主人公×移行対象」の相対的な移動を捉えなければならないのではないかな?「赤×ピンク」「推定少女」「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」「少女には向かない職業」の4作+「ブルースカイ」、さらには「荒野の恋」もそれで説明がつけば面白いですね。まずは「ブルースカイ」を読まないといけません。

 ジェンダーについてはとりあえずパスします(逃げ)。