ヴィクトリカのスーパードルフィー

論理的に説明したまえ


 なんだか、ずっと「ヴィクトリカ」「スーパードルフィー」で検索してこられる方がいらっしゃるようです。済みません、ファンタジアバトルロイヤルは買っていたのですが、なかなかここに書く時間がなかったんですよぅ。(言い訳)

 で、件のヴィクトリカスーパードルフィーですが、ドラゴンマガジン増刊号「ファンタジアバトルロイヤルWINTER2006」の88〜93ページに載っています。結局まる1年掛かったんですね、この企画。

  • 一応どんなドールなのかの言語化の試み
    • 表情、髪:髪はわずかに金がかったアイボリー。表情は正面から澄ましたように、上からは微笑んだように見えるが、恐らく人によって好みの分かれるところ。
    • 服装全体:白黒のツートーン。ドレス本体と靴下が白。ミリナリィ、コート、靴が黒。
    • ドレス:白の長袖のワンピースで、スカート部分はウエストから大きく膨らんでいる。武田日向さんのデザイン画ではペティコートで膨らませることになっていたが、ドロワーで膨らませてるっぽい。襟はリボンと2重のフレアフリル。ウエストの後にリボンと膝くらいまである幅広のトレイン。袖は3重のフレアフリル。この襟と袖のフリルのレースが精巧で凄い。胴の部分に1重or2重、スカート部に4重のフリル。
    • コート:丈は地面に付くほど長い。背中はかなり上部までスリットが入っていてドレスのリボン、トレインを避けて左右に分かれるようになっている。袖は膝くらいまであるが、肘の上にレースリボンがあり、そこから先が開放されていてドレスのフリルと当らないようになっている。全周黒のレースで縁取り。
    • ミリナリィ:白いフリルのカチューシャの上から黒のボンネット。ボンネットの左右にレースリボンとレースの顎ひも。
    • 靴:これはどう形容したらいいのやら……、短めのブーツの胴の部分が前面から側面にかけて大きくえぐれていて、その上下に黒のリポン。

 

他のはてなユーザーの方の感想(まとめてどうする)
松葉蕗さん玲朧月さんcointossさん
 

 完成品の写真を見た感想は「どうやって縫ったんでしょうか?」ですね。スケールが小さい分、裾の垂れ方やしわの寄り方はどうしても現実とは違ってしまうのですが、ドレスからペチコートからミリナリィまで凄いこだわり様です。恐らく実物大より大きいと思われる写真があるのですが、それを見ると驚くべきことにミリナリィを顎で留めるリボンにまでレースが見えるんですよね。それこそ針より小さいです。ちょっと大人っぽい表情のヴィクトリカスーパードルフィー、一体費用はいくら掛かったのでしょう。

 久城一弥はひとり、なぜか……人形遊びをしていた。
 東屋の小さな椅子に、見事な金色の髪を垂らした、精巧なビスクドールが座っていた。白いフリルのドレスが花のように広がり、小さな頭に載せられたミニハットもまた、これから花開く蕾のようだった。
 
 桜庭一樹GOSICK」 ファンタジアバトルロイヤルWINTER2006、83ページ