調べてみると違うものです

 富士見ファンタジア文庫リストを作っていて気付いたこと。

 新城カズマさんの『ライトノベル「超」入門』に

あの《超時空要塞マクロス》のキャラクター・デザインで日本中のアニメ少年の度肝を抜いた美樹本晴彦も、ライトノベルの挿絵を早くも一九九二年に担当してます。(作品名は『NORIEが将軍!?』で、作者は……またもやというべきか当然というべきか、高千穂遙。まったく畏れ入るしかありません)


ライトノベル「超」入門』104ページ

というくだりが出てきますが、これは違いました。

 高千穂遙さんの「NORIEが将軍!?」も美樹本晴彦さんのイラストですが、それ以前にも美樹本晴彦さんはファンタジア文庫

  • 南田操さんの「シリウス」シリーズ(1988〜1991)
  • ひかわ玲子さんの「バセット英雄伝 エルヴァーズ」シリーズ(1989〜1992)
  • 遠藤明範さんの「海洋戦闘ダイバード」シリーズ(1989〜1993)

のイラストも担当しています。さらにはソノラマ文庫では少なくとも1980年代前半から斉藤英一朗さんの「ハイスピード・ジェシー」などの挿絵を担当していたようです。というか美樹本晴彦さんのオフィシャルサイトに載ってるやん!ちゃんと調べてください、新城カズマさん。(^^;

 いえ、『ライトノベル「超」入門』は良い本ですよ。なるほど、と思うところも多いです*1。上で指摘したことも文章の主張が引っくり返るような本質的なものではありません。

*1:それでいて、とぼけて書いているんじゃないかと思えるところもある訳ですが……