阪中の家は芦屋にある

 阪中の家は北高から続く山道をどんどん下った坂の下にあるローカル駅から電車に乗り、さらに本線を乗り継いで一駅行ったあたりにあるそうだ。ちょうど俺たちSOS団が毎度集合場所に使う駅とは逆方向で、俺も滅多に行くことはないが、確かなかなかの高級住宅街が広がりを見せている土地柄だった。


谷川流涼宮ハルヒの憤慨」204ページ

涼宮ハルヒの憤慨」収録の中篇「ワンダリング・シャドウ」に登場する、ハルヒキョンのクラスメイト阪中。この阪中の住む地域のモデルはある程度特定することができます。

    • 北高から続く山道をどんどん下った坂の下にあるローカル駅→甲陽園駅がモデル
    • 乗り継ぐ駅→夙川駅がモデル
    • SOS団が毎度集合場所に使う駅→西宮北口駅がモデル

であることはすでに各所の指摘から明らかです。よって阪中家がある地域のモデルは、夙川から阪急神戸線西宮北口とは反対方向に一駅行った、芦屋川駅周辺であると考えて良いでしょう。また芦屋は実際に高級住宅街でもあります。

 という訳で行ってきました、芦屋川駅

 セレブな町並みとは裏腹に駅は地味で、駅前広場もありません。何を撮影したらよいのか困ってしまったので改札の北側にある花時計を撮ってきました。

 駅から出た俺たちは、阪中を先頭に再び山の方を目指すことになった。ただし北高へ至る道とは違って比較的平坦な市街地の中で、心なしか道行く人々が全員オシャレに見える。


谷川流涼宮ハルヒの憤慨」209ページ

 山があるのは北側なので、SOS団は駅を出て北に向かったと考えられます。

 ↑駅から北側を望むとこんな感じ。右側に見えるのは芦屋川。

 その後、SOS団は阪中の家を出て阪中&犬のルソーとともに東に向かい、夙川をモデルにしていると思われる川につき当たります。ただし芦屋川と夙川は東西2km強離れており、犬の散歩にはちょっと遠いかもしれません。西宮北口と夙川との位置関係についても言えるのですが、ハルヒの世界では現実よりも東西が圧縮されているような気がします。