現実逃避メモ - 山手幹線と神戸水道路

 13年ぶりに阪急御影駅〜JR住吉駅間を歩いてみました。山手幹線の東灘区区間は「学校を出よう!」1巻P170とP191に登場する「国道」の描写と矛盾しませんが、決定的に合致する証拠も見つけられませんでした。こりゃあ詳しく昔の資料を調べてみないと何も分からないなぁ。

 余談ですが、山手幹線が住吉川を渡る「水道橋」は「阪神水道企業団」の前にある橋なのですが、これは元々、六甲の北側から宝塚・西宮・芦屋と東側をぐるっと回って神戸市に至る「神戸水道」の橋だったのかも知れませんね。

 というのも、「水道橋」の道を、山手幹線のカーブを無視してまっすぐ東に行くと、阪急芦屋川駅の北側の「水道路」という道になり、

 さらに道なりに行くと阪急甲陽線甲陽園駅手前にある「水道路踏切」を通り、

 やがて神戸市水道局の上ヶ原浄水場に着くのです。

上ヶ原浄水場には北側から送水トンネルが接続され、神戸市の千苅貯水池から宝塚市を経由して送水されていたようです。

 上ヶ原浄水場と住吉の阪神水道企業団との間は恐らく大正時代ころに送水管が敷設され、その敷地が現在まで「水道路」として残っているのでしょう。