米澤

どちらの「秋」が先か

小市民シリーズ 春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)作者: 米澤穂信出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2004/12/18メディア: 文庫購入: 16人 クリック: 414回この商品を含むブログ (658件) を見る夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)作者: 米…

主人公よりも先に真相に辿り着く女性

11月4日の講演会で聞いたことから膨らませた、米澤穂信作品に関するメモ。 探偵役を割り振られた大刀洗万智 「古典部シリーズ」の探偵は基本的に折木のみ。 元々「古典部」として書き始められた「さよなら妖精」では、探偵役を守屋から太刀洗に割り振ったと…

米澤穂信さん講演会

行ってきました。開場前に現地に着いたのですが既に行列ができていてちょっと焦りました。会場は150〜200席でほぼ満員でした。 収穫は多かったのですが、それは私が「活字倶楽部」のインタビューを読んでいなかったからかも。かつくらのインタビューも読んで…

米澤穂信さんの講演会に行ってきます

前の講演会の時はまだ米澤穂信作品をあまり読んでいなかったのですが、あれから単行本になっているものは全部読んだので、前回よりも落ち着いて聞くことができると思っています。 早稲田の本部キャンパスに行くのは何年振りでしょう。ガーデンハウスのレスト…

11/4の米澤穂信さん講演会、行きます

平和の温故知新@はてな-米澤穂信氏、今度は早稲田で講演会 行きます。9月のサイン会の時は直前までどたばたして予定が立てられなかったので、今回は早めに行くことを決めておきます。まぁ、なんとか行けるでしょう。

「ボトルネック」を読み解く役者不足な試みのためのメモ

「行きて帰りし物語」という類型に当てはめて『ボトルネック』を読み解こうとするなら、どうしても見逃せないキーアイテムがある。それは往復きっぷ*1である。主人公は金沢駅で芦原温泉駅までの往復きっぷを買い、帰りのきっぷを財布に入れたまま別世界の金…

「ボトルネック」を読み解く無謀な試みのためのメモ

先日の『犬はどこだ』の、あまりまともではない感想ではほとんど「ボトルネック」について考えることができず、安眠練炭さんのご期待に応えることができなかったのですが、肝心の安眠練炭さんはしばらく旅に出るそうなのでその隙に少しでも「ボトルネック」…

『犬はどこだ』の、あまりまともではない感想

犬はどこだ (ミステリ・フロンティア)作者: 米澤穂信出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2005/07/21メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 29回この商品を含むブログ (244件) を見る 以下の文章は米澤穂信さん著「さよなら妖精」「犬はどこ…