視覚

「人類は衰退しました」の元ネタ絵画、追加

人類は衰退しました 4 (ガガガ文庫)作者: 田中ロミオ,山崎透出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/12/19メディア: 文庫購入: 15人 クリック: 197回この商品を含むブログ (188件) を見る 妖精さんの、ひみつのこうじょう カミーユ・ピサロ「窓からの眺め、エ…

「Trump」は「切り札」だったのか

おおいしげんさんの『ミレイ展』の記事を見て、Bunkamuraでジョン・エヴァレット・ミレイ展をやっていることを知り、内容を眺めていたのですが、そこであることに気付きました。 これはミレイの「Hearts are Trumps」という題の作品なのですが、Bunkamuraの…

こういう描き方もあるのか!? 〜 吉田トオルさん

自動人形 -C style ↑「学校を出よう!」の二次創作イラストを探していて見つけたのですが、凄い上手いです。「七姫物語」や「とらドラ!」などのイラストも「そ、そうくるか!?」と唖然とするくらい素晴らしいアレンジ。 このサイトの吉田トオルさんという方、w…

「人類は衰退しました」の元ネタ絵画

既出のようですが、自己満足でいきます。 妖精さんたちの、ちきゅう ピーテル・ブリューゲル「バベルの塔」 妖精さんの、あけぼの ウジェーヌ・ドラクロワ「民衆を導く自由の女神」 人間さんの、じゃくにくきょうしょく ジョン・エヴァレット・ミレイ「オフ…

ライトノベルは二次創作イラストのための資料が少ない

考えてみると、ライトノベルとイラストサイトって相性がいいはずなんですよね。ラノベの挿絵を描いている絵師は、たいていサイト持ちで、ネットで活動してるような人たちでしょう。それに、人口的にはエロゲーマーよりラノベ読みの方が多いはずですし。なの…

もはや、青は藍より出でるとも限らず

安眠練炭さんに薦められて神戸市立博物館の「特別展 西洋の青 プルシアンブルーをめぐって」を見に行ってきました。ガ……ガラガラ。私も含めて見学者が5〜6人しかいないような状態でした。内容は素晴らしいんですけどね……(汗)。 江戸時代の色見本とか、絵の具…

色はバランスでデザインされているんです

ファミ通文庫エフビー・オンライン 編集部戯言後記-青緑黄色にピンク茶色紫そしてオレンジで次は何? 平和さん経由で知ったのですが、これは面白いデザイン苦労話ですね。最後にちらっと「テイルズ」の話が出てきますがこちらも興味深いデザインです。以前に …

情報を共有している人の間ではわずかなヒントからキャラクターが伝わってしまう

4/15にLNF(ライトノベルフェスティバル)に行って来ました。当日ご一緒してくださった方々ありがとうございました。 素人の描くキャラクターイラスト LNFの中で、少々印象に残る出来事がありました。それは「勝ち残れ! ライトノベルクイズ」という企画の中で…

HJ文庫、装丁デザインを変更

12/28にHJ文庫の1月刊行分を初めて本屋で見たのですが、装丁デザインがいつの間にか変更されていますね。特に背表紙は、これまでの赤ベタなものから、赤を主体にしつつも少女向けレーベルみたいな洒落たものに変わりました。私は新しいデザインの方が好きで…

久しぶりに藪野健先生の絵を見る

米澤穂信さんの講演会を聞きに行くために早稲田大学の中に入ったら工事現場の壁にスケッチが。こ、これは我が師匠、藪野先生の絵では!? と思って帰宅してから調べてみたらやっぱりそうでした。 【早稲田】早稲田大学ウォール125 早稲田ウォール125 学生時…

マイナーどころは調べにくい

一本足の蛸-牛乳を注ぐ( ) 小川信治の「牛乳を注ぐ女」を見て思い出したのが、イジー・コラージの「一週間14」という作品。やはりフェルメールが元ネタでして具体的にどんな作品かと申しますと……残念ながらネット上では映像を見つけられませんでした。マイ…

口絵コミックはかなり以前からある

荻窪さんはカラーイラストの所で漫画はじめた最初の人(と、私が勝手に認識している。ちなみに一番最初はあちたろう「僕の血を吸わないで」)だけあってビジュアルイメージにこだわりがあるようですし オタわむれ-“机上の空理空論城”- 白地起源と傾向(序盤…

もっと正しい帯の使い方

SSMGの人の日記-正しい帯の使い方 http://d.hatena.ne.jp/megyumi/20060923/p3 帯を外したらぱんつなんて邪道です!! 見よ!ジャンクフォース (MF文庫J)作者: 柿沼秀樹,駒都えーじ出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2003/07メディア: 文庫購入: 1…

新規レーベルが背表紙色をそろえるのは何故?

架空の線上-あなたのラノベ棚を作って下さい http://d.hatena.ne.jp/kenkaian/20060923/1159017442 ウィンドバード::Recreation -みんなでやろう、ラノベ棚作りゲーム! http://d.hatena.ne.jp/kazenotori/20060924/1159047865 このあたりに関連して。 また…

「ハルヒ」でキャラの顔がアップになった理由

# megyumi 『>ハルヒ厨さん コメントありがとうございます。ハルヒは、1-5巻と6-8巻で装丁のテンプレを変えてきてるのが面白いと思います。あれ、「何巻まではこのデザインで行く」って決めてやってんのかなあ。電撃文庫表紙デザインの意義(コメント欄) http…

イラストを手掛かりに脳内で映像に変換することを楽しむ読み方もある

ウィンドバード::Recreation-小説を読むとき、その映像を思い浮かべることができるか? 小説を読む時、文章を映像化するかどうかは読者の自由で、それに良し悪しなどないのでしょう。そうした自由があるのが小説の良いところです。以下の文章はその上での意…

気を付けないとすぐに構図が一緒になってしまうこと

右のイラストは碧い瞳の中の義憤の215000アクセス記念イラストのラフです。描かなきゃいけないタイミングから遅れに遅れた挙句、フラフラな状態でなんとかUPしたものなのですが、ペン入れまでにかなり修正しようと思っています。というのも後になって気付い…

色相が入れ替わる放電映像さんのイラスト

「放電映像」さんを検索キーワードに来られる方が多いようです。なぜかGoogleでここがかなり上位にあるようです。私のブログごときが上位にくるとは、放電映像さんってネットではあまり話題にならないのでしょうか?私は好きなのですが。 以前に放電映像さん…

「後期印象主義」より「ポスト印象主義」を使いましょう

結局「行く時間ないよなぁ……」とブチブチ言っていた「ポーラ美術館の印象派コレクション展」と「プーシキン美術館展」の両方を強行日程で見に行ったのですが、どちらでもセザンヌ、ゴーギャン、ゴッホを「ポスト印象主義」と呼んでいたのに気付きました。 美…

色彩分割と視覚混合

印象派の場合はある程度離れて見なければほとんど意味不明な色の羅列になってしまう。残念ながら色彩理論を知らないので理由は説明できない。きっとぎをらむ氏なら理路整然と解説してくれることだろう。一本足の蛸-近づくほど遠ざかる http://d.hatena.ne.jp…

ライトノベルキャラクター造型の極端な例〜「ガルディーン」

どうしてコロナは生まれてきたんですか?(p171) とか目に入ってきて、 一瞬期待したけど間違いでした・・・orz Web master speaks from dark side.(つん読日記)-ザ・スニーカー2006年4月号 http://d.hatena.ne.jp/src/20060306#p1 いまどき「ガルディーン」…

イラストが先なのか文章が先なのか

ハー○イ○ニー観察日記-返事です。 http://d.hatena.ne.jp/tdaidouji/20060303#p1 でtdaidoujiさんより、ライトノベルに「キャラ/キャラクター」は適用できます、多分のご返答を頂きましたので、それに対するお返事です。 白状してしまいますと私も「キャラ…

絵描きは線を見つけなければいけない

Je n’avais pas l’intention d’aller à la mer.-ラフのほうがよかった、と言われる屈辱 http://d.hatena.ne.jp/y_arim/20060224/1140814530 「線の画家」と言われるドガの言葉に デッサンは形ではない。デッサンとは物の形の見方である。 芸術は自らを拡大す…

絵だから許される次元の操作

写真的、というか正確な透視図法、遠近法を持ったうえで、あえて演出意図的にそれを部分的に無視する例として、何とかっていうルネッサンス期だったかの画家の何とかっていう宗教画を示したいんだけど、うむ、名前とかさっぱり記憶してねーや、教養の無さが…

疑似広角その2

あと、消失点に向かう直線があるとグッド。 氏の作品でいうと、三番目の作品の道路ですね。リンク先の先の作品例でも、塀や手摺なんかが広角感を醸し出してグッド。 REVの日記-効果的な広角 http://d.hatena.ne.jp/REV/20060222#p4 と、お言葉を頂いたので、…

疑似広角

広角を効果的にするには、空間に対象を配置する段階でカメラと各対象物の距離にもっとバリエーションが無いといけないわけです。近い物と遠いものがあって初めて遠近感が出るので。 ときのふうの日記 http://d.hatena.ne.jp/fu_tokino/20060219 なるほど〜。…

ステバンスのガラス玉

右の絵は19世紀のベルギーの画家アルフレッド・ステバンス(Alfred Stevens)(ステヴァンスと表記する方が一般的でしょうか?)の「ガラス玉(The Glass Ball)」という絵の一部分です。 今週末の「ウィンスロウ美術館」の更新ネタに使いました。 きっかけは下…

キャラ⇔キャラクターの切り替えとリアリティーの操作

目を八十年代以降に戻せば、人々は、マンガの「読み」の快楽において「キャラ」のレヴェルを中心に自足できる群と、テクストの背後に「人間」を見てしまう、つまり「キャラクター」としてしかマンガを読めない群とに分かれることが見てとれる。 これは、人々…

スクール水着=制服+水着説

Je n’avais pas l’intention d’aller à la mer.-エントランス絵追加 有村悠さんのイラストを見てふと思ったこと。スクール水着(その手の専門家はスク水というそうですが)というのは スクール水着=制服+水着 なのかも知れませんね。物理的な意味ではなく…

一人称でも主人公ではないラグナロク

萌え理論〜可能世界の恋愛感情〜-『ドラえもん』の主人公はだれか これを読んで思い出したのが安井健太郎さんの「ラグナロク」シリーズですね。スニーカー・アルティメットガイドRAGNAROK作者: ザ・スニーカー編集部,TASA出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2…